〜All In One〜 1

 

 朝の早いうちから、どういう風の吹き回しかわからないのだけれど、

 

 

 今日も生きている! ありがたい!! 

 

 

 と感謝の念に満たされて、気分が晴れ晴れとした快い月曜日のことである。

 

 

 はっきりした理由もないまま、ぼくは自分の弱点に対して『許し』を引き起こしていた。

 

 それは、迷いからくる「妄想」や、よこしまな「考え」が、握り締める巾着袋の光の中で完全に溶かされてしまった時に起きた。

 

 もっと内容をつまびらかにすれば、巾着袋の大きな変化が、ぼくにとってありそうもない状況にいきなり現れたのだ。

 

 巾着袋から放たれる「パワー」が不意に激増するにつれて、あらゆる「思考」「行為」が時間の存在しない、宇宙的な存在の中に溶けてしまったのだ。

 

 

 間違いなく、

 

 

 

 正真正銘こころの世界の姿 

 

 

 

 

 沈黙と静寂さの中、すべての煩悩は、まったく存在しないことをぼくは観た。

 

 実際には、まったく「起こらない、」ということを・・・・・・

 

 

 こころを覆い尽くすものが絶無となるが故、過去も現在も未来も、ぼくのこころが創った創造物に過ぎないと知った。

 

 もちろん時間とは、こころや肉体の欲望にとらわれたぼくの「思いに過ぎない、」ということを・・・・・・

 

 

 

 要するに、

 

 

 

 「ぼく」という幻想のみが煩悩の原点だった 

 

 

 

 

 

 もはや誰も否定することのできない「本来のこころ」を認識し、且つ「こころの本質」を知った限定された自己。

 

 真の源から創造された普遍的な巾着袋の「パワー」に溶け込むぼくは、自らのこころの意識レベルをより高めることですべてと共に存在するようになり、それは果てしない永遠である。

 

 

 

 ましてや、人を強くする「パワー」が備わったまさに今---------

 

 

 

 いつとなく人々の生命そのもののために意識を使う「自覚」が生まれていて、その能力は愛が深まれば深まるほど、愛する能力の域の広さ(真理)を窮めることとなった。

 

 さらには、そのパフォーマンスで、「愛」と「平和」の境地へと人々を導くことができる積極的で決して気取ることのない“真実のエネルギー”が満ち満ちている。

 

 故に、ぼくは二度と「恐怖」「死」を恐れる必要がなくなり、自分の存在に対する感覚はすべての時間と個性そのものを超越して、本日、トータル的に、

 

 

 

 

 晴れて運命を変えた 

 

 

 

 

 今は、真に沈着なこころこそが「純粋な意識」を生み出していて、「純粋な意識」こそが真に沈着な肉体へと馴染み同化している。

 

 そして「純粋な意識」と「巾着袋」が一体化されて、こころを超越した“大なる自己”を無限に感じたいが故。

 

 

 

 

 ・・・・・・瞑想にふけるぼくは、

 

 

 

 

 手と巾着袋を、とある位置で組み合わせている 

 

 

 

 

 近所の温泉、柚子の甘い香気が展開する「露天風呂」のど真ん中、

 

 

 

 

 花鳥風月を友として---------

 

 

 

 

        

          ほのぼの明ける朝

          空は青く広く美しく とうとうと晴れわたる

 

 

          朝日に匂うコスモスが パッと咲いたら

          幸せな気持ちになった

 

          小枝のてっぺんのスズメが パッと飛んだら

          すこぶる元気になった

 

 

          嗚呼 この世が美しくてたまらない・・・・・・

 

 

          赤いトタン屋根からしたたる朝露の音と

          その陰で奏でる 

          カッコウの甘い旋律が パッと響いたら

          美しいこころになった

 

 

          嗚呼 この世が華々しくてたまらない・・・・・・

                               

 

 

 

 

 巾着袋はその存在をいよいよ増していき、ぼくに福運をもたらしてくれるようになった。

 

 まだはっきりしないけれど、嫁さんのお腹に新たな生命

 

 

 

 「妖精のような女の子」を授かったみたい!! 

 

 

 

 ポツリとひとり肩までのんびり浸かっては、この先に在るであろういろんな「楽しみ」やたくさんの「喜び」に目を細めている。

 

と、ちょうどその時、

 

 

 

(ねぇねぇ、あっちを見てごらん!)

 と急かすように、妖精姫が耳元で呼びかける・・・・・・・・・・・・

 

 

 

「何と、まぁ!!」

 

 

 

 その風姿たるやさながら天馬の如く、「真っ白いハト」が天空を駆け巡るように、

 

 

 

 

 

 fly away 

 

 

 

 

 

 長く続きながら、ぼくのこころの蓋となっている「葛藤そのもの」が、スピリチュアルな癒しと、天衣無縫温もりに溶かされて、すべてなくなった。

 

 

 

 

 

・・・・・・しばらくすると、

 

 

 

 

 

その目に見えない力の働きかけによって、終に「こころの難病」までも消えてしまった。